創作小説…フコイダンの疑惑

親戚の中に、何か変わった

「そうなると親戚の中に、何か変わった趣味を持つ人の犯行か、昔通った学校の先生、で頭のおかしい奴、神経異常者。つまり変質者の犯行だ」「うん、うん、なるほどね。さすがに探偵と言っているだけ有って、鋭い視線で記事を読むのね」俺の推理を良く考えると、新聞に書いてある記事と同じ内容を言っているだけに過ぎない。

 ただ表現を変えているだけだ。その事に気が付く人物は少ない。「それではこのマーカーがしてある記事の方は」えっ、マーカー? 少し腰を上げ彼女が言ったその新聞記事を見た。俺には記事を読んだ記憶はあったが、記事にマーカーをつけた記憶など無かった。広島県、加計町の奥に温井ダムがある。

 当然のことだが、かなりの山奥だ。そのダム近くの山中で腐乱死体が発見されたという記事だった。遺体は若い女性の物で推定年齢が二十歳から二十五歳位。身長約百五十七センチ。ただ遺体の腐乱が激しく、野生の動物に食い荒らされた形跡もあり、死亡原因の特定は難しいだろう、と書かれていた。

 警察では、何かの事故つまり遭難か、自殺、もしくは他殺と、色々な面から捜査しているが、どちらかと言うと山の奥深くで発見されたことから遭難事故の可能性が強いだろう。と書かれていて、その後に、昨日の殺人事件とは関連が無いだろう、とも書かれていた…こちらの机から見ると、マーカーしてあるに続く。